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週末のお出かけや家族旅行のヒントに!
Circle hスタッフがお送りする体当たりコラムほか、お役立ち情報をお届けします。

クルマでいけば週末の王様だれでもできるオートキャンプ術教えます

自然の中でステキな自分の別荘を持ってみたい、そんな気持ちになったことがありませんか。それを手軽に、そして楽しく実現してくれるのが「オートキャンプ」です。自分の好みのロケーションに、自分の思い通りのテントを張って「別荘」の出来上がりです。
オートキャンプというと「ちょっと面倒で難しい」というイメージがありますが、大丈夫です!基礎知識と設備充実のオートキャンプ場、そしてそこまで連れて行ってくれるクルマさえあれば、だれでも今日の明日で始めることのできるレジャーですよ。
自然に囲まれゆったりと過ごす時間、開放的な空間でワイワイ食べる食事、手軽に楽しめるアウトドアアクティビティの数々、そしてなによりも贅沢な星空と焚き火の夜・・・これが叶えばアナタも週末の王様まちがいなし!
初めてでも失敗せず楽しくオートキャンプを成功に導くお手伝いを、アウトドアライター、オートキャンプ協会公認インストラクターの私「SAM」が数百回のオートキャンプ経験での実践を交えてオートキャンプ術を「教えます」!

オートキャンプ場ってどんなところ安心してください 自然いっぱいなのにキレイで安全

キャンプ画像1「オートキャンプ場」、初めての方には未知の存在です。キャンプ場ってもしかしたらワイルド?安全なの?キレイなの?トイレとかあるの?・・不安いっぱい。でも、安心してください!キャンプ場の中でも「オートキャンプ場」は、とても施設が整っているところが多く、お子様連れや女性に大変優しいと実際に訪問された方々から評判になっています。まずクルマについてですが、場内が整地されているところが多いので、お持ちの自家用車で問題ありません。サニタリーは多くの場所でウォシュレットですし、炊事棟ではお湯が使える所も多くあります。また、場内にお風呂を設けている施設も増えています。露店風呂、岩風呂、家族貸し切り風呂などがあり、部屋に泊まらないということ以外はホテル並みです。そして、管理棟が有人の場合が多く、夜間は入り口を閉鎖するなど安全面も確保されています。
それでいて十分に自然の風景が保全されており、しかもキャンプ場によってそのロケーションが大きく違い、似たような場所がほとんどありません
クルマで気軽にアプローチでき、「安全」で「安心」の場所、そして自然に触れる絶好のインターフェイス、それがオートキャンプ場です。

では、実際にオートキャンプ場をどう選んだらいいのか、そのポイントをまずご紹介しましょう。

キャンプ場選びの「本当の」ポイント

現在は多様な情報取得が可能で、書籍、WEBガイド、ブロガーさんのキャンプレポートなどどれもが役に立ち、キャンプ場のイメージがしやすくなっています。そのような情報があるところはたいてい安心の施設であり、ハズレがないといっても過言ではありません。
むしろキャンプ場選びの最大のポイントは「ロケーション」のイメージです。
コンクリートジャングルと全く異なる静かな森で木々に囲まれるのか、芝生の広い草原の中で太陽をいっぱいに浴びるのか、透き通った清流の心地よいせせらぎを聴きながらいやされるのか、そのどれがこの週末に必要なのか、です。
キャンプ場はオーナーさんが作った箱庭のような場所です。この場所がもたらしてくれる価値を最大限堪能しましょう。

キャンプサイトの種類と選び方

オートキャンプ場でテントを張れる場所を「サイト」といいます。このサイトには大きく二種類あり、「区画サイト」「フリーサイト」に分かれます。区画サイトは大きさが決まっているのでその範囲の中で自由にレイアウトでき、駐車スペースは区画内にありますから設営・撤収も楽で、ある程度以上のプライベート感があります。ビギナーの方であれば区画サイトから始めるとまずは安心です。一方フリーサイトは、ある程度の広さの中で自由に場所を選び、広さも節度の範囲なら自由です。最近はフリーレイアウトの人気が高くなりつつありますが、クルマが乗り入れられるかどうかで利便性が大きく違いますので事前のチェックが必要です。
まず区画サイトでキャンプの概要を経験し、そのあとフリーサイトでフリーレイアウトに挑戦してみるのが常道といえます。

さっそくキャンプをはじめたい最初にキャンプで必要なアイテムと選び方のポイントとは?

キャンプは自分で自由に組み立てる遊びの半面、ある程度の装備が必要となります。また「キャンプ道具」は選ぶのに大いに迷うほど魅力的なものが多数で、それ自体も大きなキャンプの楽しみのひとつです。
さらにキャンプ道具は持つ人の個性を表すいわばファッション。機能性だけでなく色やカタチをたくさん迷いに迷ってショッピングとしてもワクワクしてください。

道具を揃えるにあたって

この後に揃えるべき主な道具をご紹介しますが、その前に一つポイントがあります。それは「いっぺんに揃えようとしない」です。最初はあれも必要これも必要と考えついつい多くのものを買ってしまったりします。ところがたいていの人が「これはいらなかった、あれもいらなかった」と気が付くことが多いのです。キャンプ道具は経験を上げていくと並行して選別しながら揃えていくと、本当に後々愛着がわくものに絞っていけますよ。

「気に入る」テントを選んだ方が結果よし

キャンプ画像2「宿泊」が前提のキャンプで最初に選ぶべきは「テント」です。これを要として他の道具も合わせていくのがいちばんラクな方法です。以前は「ドームテント」と呼ばれるものが基本中の基本でしたが、今一番人気なのが「ティピー型」とも呼ばれるモノポールテント。
おしゃれ系の方は競ってこれを選びます。センターポール一本で支え、構造が単純だから簡単だろうと思いきや結構建てるにはスキルがいります。確かにドームテントはさらに簡単ではありますが、結局のところ初めて建てるときはどんな人でも大変時間がかかってしまうのは同じなのです。最初のキャンプは遊び時間を減らしてでも設営に多くの時間をかけてしまう割り切りが必要です。そうすれば二回目からはなんていうことはありません。だったらその後の自分の満足度を継続するためにもカタチ重視で選んでしまいましょう!

リビングスペースの確保はタ―プで

テントは基本「寝る」場所の確保です。就寝以外のリビングスペースは「キャンプを楽しむ場所」の確保ともいえます。ここはテント以上の選択肢があり、極端に言えばまったくの青空の下、という割り切り方でも構わないのです。ただ、四季のある日本、雨の多い日本ではなんらかのスペースを設けた方が安心といえます。
その代表がタープです。陽を避けたり、雨をしのいだり、落ちてくる葉を防いだり、とにかく「屋根」の役目を担います。設営が簡単で視界も多く取れるのでビギナーには推奨できます。

ただ多くの場合、「夏の虫を何としても避けたい」ということに目的が絞られ、結局スクリーンタープという形式に落ち着く傾向があります。
さらに一歩進むと「スクリーンタープとテントを分けるのも非効率なので、一緒にした方が使い勝手がいい」ということで、この二つが一体になった「ロッジドーム」または「ロッジテント」に最終的にたどり着くパターンもあります。
テントの項でも書いたように、「初めての設営」の経験にかなりの時間がとられるだけで、二回目からは意外にも慣れで早くできてしまうことは多いものです。テント同様自分がやりたいスタイルをよく考え、そしてもう一つ、「クルマの荷室」のスペースとの相談ということの方がもっと重要です。キャンプ道具を揃えるのは無限ですが、荷室は絶対的有限スペースです。これを超えるキャンプ道具はどうやっても持っていけませんから。

リビングのカナメ テーブルとチェア

キャンプ画像3ここはとっても大切です。この二つの選び方でもたらしてくれるくつろぎの質が大きく変わります。なぜならテーブルは一番稼働率が高く、チェアは一番身体に触れているからです。ここは家族の方とじっくり相談して選んでください。
大きく言えばハイスタイルロースタイルがあります。ここ数年のトレンドは「ロースタイル」です。ハイスタイルは食事にはいいですが、それ以外は「くつろぎ」の時間が圧倒的に多いので、リラックスしやすいロースタイルに軍配が上がったという感じでしょうか。となれば、あまり迷わずローテブル、ローチェアを選択した方がいいと思います。

チェアなら多くの実店舗で実際に座れます。チェアばかりはカタログでその感触がわかりませんので、これだけはぜひ実際に座ってから決めてください。決めさえすれば店舗でもWEBでも購入は一緒ですから。

燃焼器具(バーナー)、クッカー、食器、クーラーボックス

これも最初の選択がのちに響きます。なぜかといえば「燃料」の形式がかなり異なり、それを統一するかバラバラでもいいかというその後の方針に関わるからです。大きな分類としては「ガス」「ホワイトガソリン」の2種類で、さらに、ガスにも「CB缶」「OD缶」というガスカートリッジの形式があります。まずはキャンプをやってみたいというスタートなら「CB缶」に統一するのがおすすめです。私自身も結局キャンプを長くやって戻ってきたのがCB缶で、その利便性はありがたいと実感しています。
燃焼器具で調理をするのがクッカーです。オートキャンプが前提なら、いくつものクッキングツールがスタッキング(重ねて収納)されているものが使いやすくて便利です。
食器は多種多彩です。説明をしたらきりがないほどアウトドア用のものが売られています。利便性からいえば圧倒的に金属がおすすめです。壊れにくい、洗いやすい、重ねやすい、しまいやすい、と言うことなし。それ以外もあるにはありますが、結局金属、特にステンレス製に戻ってきてしまうと思います。それに金属は意外に家庭では使わないのでアウトドアだからこそという特別感も出ます。最近は「グランピング」に代表されるアイテムの持つ雰囲気を大切にすることもあり、天然木やカラフルな加工品も人気です。こちらもまた種類が多様にありますから、バランスよく、少しずつ集めてスタイリングを楽しんでください

食材や飲み物を冷たく保管する「クーラーボックス」も必携のアイテムではありますが、これが一番場所をとるといっても過言ではありません。やはり、クルマの荷室の余裕との相談となります。大型の車両でスペースが確保できるならハードクーラー、それが難しければ保冷能力を落としてソフトクーラー。私の場合、買い物をできるだけ現地で済ませ、保冷のスペースと能力を最小限度に抑えるというちょっとした工夫をしています。

照明器具

キャンプ画像4いわゆる「ランタン」です。考え方は二つ。先ほどの燃焼器具と同様に「ガス」「ホワイトガソリン」を使うか、LEDにしてしまうかです。以前は「LEDなんて・・」という空気感もありましたが、今はカッコいいモデルも多く、色も電球色を備えたり決して雰囲気を崩したりしません。燃焼系のランタンはクラシックなものが多く凝れば凝るほどはまってしまう別世界があったりしますが、それは先の楽しみとして、まずLEDランタンから入ってみてはどうでしょうか。何しろLEDなら場所を選ばないからテントの中でもどこでもOK(燃焼式のランタンは密閉室内使用は厳禁)。安全面でもビギナーライクです。  

寝具(シュラフとマット)

これはとても大切な選択です。気持ちよく就寝できるかどうかは健康面にも響くものですから。なんだかんだ言っても薄い布一枚の中で就寝ですから、快適さはこの選択にかかってきます。シュラフの形式は元々山岳の発想から身体に密着させて防寒するマミー型、オートキャンプ伝統の布団に近い封筒型があります。このどちらがいいかは断言できませんが、まずは封筒型の選択がスタートになるでしょう。経験上便利だったのは上下が分離しているタイプです。多様なシーズンにうまく適応してくれます。

さらに大事なのはマットです。キャンプと自宅、最も大きな差は何かといえば「床」になります。整地されているとはいえ、キャンプ場はまったいらではありません。さらに、地面は思ったよりもずっと冷たく、これが体に直接伝わると寒くて眠れません。一方で、厚手のマットは嵩張ります。これも荷物の総量とクルマの荷室とを相談して、落としどころを探してみてください。おススメのひとつはインフレーター式。あらかじめ薄いウレタンが入っていて、そこに空気を入れて厚さを出すものです。空気を入れる面倒さはあるものの、快適な睡眠が得られること請け合いです。

その他キャンプ用品(焚き火台とバーベキューグリル)

ここまで紹介してきた物は、ほぼ必需品でした。ここで紹介するものは、必需品ではないけれど結局必需品になってしまうものです。その一番手は「焚き火台」です。キャンプで焚き火をしないでどうするのか?と言われるほど焚き火の楽しさはキャンプと一体です。キャンプ場では「焚き火台」の使用を求められるところがほとんどです。焚き火台もバラエティが豊富ですが、収納性がいいものがやはり便利です。
そしてキャンプ道具ではないけれど、必須と言っても過言でないのは「カメラ」です。言われなくても持っていくよ、と言い返されそうですね。アウトドア、キャンプでの風景はシャッターチャンスが限りないほどあり、その瞬間のどの光景も絵になります。もちろんスマホのカメラや、コンパクト系のカメラもいいですが、できればミラーレス以上の一眼レフで思い出を残したいですね。私は過去すべてのキャンプの記録を残しており、一回当たり1000枚程度撮っていることもザラです。星空の下での撮影もまた楽しいですし、記念写真を撮るのにも便利なので、三脚も用意したいですね。

もしかすると、ここまで「バーベキュー」について全く触れていないことにお気づきかもしれません。「キャンプ=バーベキュー」というのは昔の話です。キャンプをバーベキューありきで始めるとグリルの大きさで他の荷物の余裕がかなり厳しくなります。まずは、いったんバーベキュー無しでキャンプを始めて、その後グリルをじっくり調べてみると、結構思ったよりコンパクトなものもありますし、むしろ本格バーベキューをやりたいからとグレードの高いものを選ぶことだってできます。

その他日用生活品

家を離れた現地生活。一泊二日という短い期間でも、家で常備してあって安心なものは持っていくことも考えてください。特に内服薬。外傷薬はキャンプ場で常備してありいざとなればそれが使えますが、内服薬は当人との相性もあるので持参した方がベターです。そういう意味では保険証の持参も必須です。私もこれでものすごく助かった経験があります。

キャンプ場選び、スケジュール作りここからキャンプは始まってます!オートキャンプ場はどう利用すればいいの?予約・到着から撤収までの流れ

キャンプ画像5 キャンプのスタートは自由気ままなプランを組み立てることからになります。ガイドブックを眺めたり、WEB検索を使ってその時の好み・気分で目的の場所を探します。それに応えてくれるキャンプ場は必ずみつかります。そしてスケジュールも思いのまま。キャンプ場で何もしない、それも贅沢。逆にキャンプ場をベースにして近隣のアミューズメント施設や温泉巡りをプランしてみる、これもいいですよね。
この事前準備の段階から、もうキャンプは始まっています!仲間や家族とワイワイやりながら決めたり変えたり。こんなカスタマイズの自由度もオートキャンプの魅力です。
「オートキャンプ場」もひとつの宿泊施設。大きくいえばホテルなどの利用方法と大差はありません。ですので、基本は電話予約かWEB予約になります。予約なしでも可というところもなくはありませんが、まずは予約をしっかりして安心材料を作りましょう。

電話予約の利点、WEB予約の利点

実は「電話予約」は単に予約するだけではない効用もあります。個人経営のオートキャンプ場さんでは電話予約しか受け付けないところがあります。なぜかというとこの段階をお客様を迎える重要なコミュニケーションとしているからです。お客様の直接の声を聴き、またお客様のニーズも聞き込み、用意すべきサイトを決めたりしています。まるで旅館の部屋決めのようにです。ですので、特にハイシーズンでなければ私は電話予約をお勧めします。通常、予約時に質問されるのは、予約したい日付、人数、サイトのタイプ、住所や電話番号です。さらに、こちらからも「できれば川の近くで静かなサイトを希望したい」「大きめのテントを持っていくので少し広めのサイトはないか」など遠慮なく希望を伝えてみてください。そんなやり取りが弾めば訪問時にすでに知り合いであったような感じになるから不思議です。もしこれらのやり取り、または電話口の対応そのものの相性が悪いようだったら無理に予約する必要はありませんキャンプ場は場所だけの相性ではありませんから。
一方、WEBは24時間いつでも受け付けてもらえるという利点のほか、決定的な利点があります。それはハイシーズン予約です。GWやお盆のハイシーズンは、ある時点で一斉予約受付ということがあり、人気の場所は、予約開始時にあっという間に埋まってしまうこともあります。多くの場合、その当日の2~3ヶ月前、日付が変わる瞬間にWEBで予約開始になることが多いです。「ここでキャンプをしたい」と決めているキャンプ場がある場合は、予約開始日を事前に調べておき、確実にWEBから予約するのが最良策です。

キャンセルはできるのか?

宿泊施設ですから「キャンセル」は可能です。ただしキャンセルポリシーはキャンプ場でバラバラです。例えば、「自分のキャンプのレベルからみて当日予想される天候の不順が不安」というような場合も、相談すればキャンセルに応じてくれるところも少なくありません。特にハイシーズンでないときには、ご家族の病気、仕事の休養など仕方ない理由であればキャンセル料を取らないというのは普通ですが、逆にハイシーズンは予約後事前に料金振り込みというシステムが多く、この場合当日ではキャンセル料の払い戻しがされないことがありますから注意が必要です。
しかし、キャンプ場にとってキャンセルというのは一番の痛手。無断キャンセルはもっての外です。必ず電話を入れて、互いに納得できるようにしてください。「今回は残念でしたが、またいい時期にご利用ください。夏だけでなく秋の景色もまたいい場所ですから」というような、親切なお返事を頂けることが多いですし、そう言われると「ついもう一度」となったりするものです。最近はメールや問い合わせフォームも使えますが、行き違いも多いのでキャンセルの事情はできるだけ直接やり取りをしてください。

移動時間と渋滞回避のウラワザ

通常の週末一泊キャンプなら片道2時間~3時間以内が理想的です。このくらいなら運転手の方の疲労も最小限度です。もちろんGWや夏休みの長期キャンプなら思い切って4、5時間の移動で遠方に行ってみるのも悪くない選択です。
渋滞がなければ何も問題ないのですが、自宅からキャンプ場のルートでどうしても土日は渋滞必至ということも多いでしょう。そこで数百回のキャンプ経験を持つ私がたどり着いた結論は、「できるだけ早く出て、できるだけ遅く帰る」です。渋滞のロスは非常に大きく、ホテルや旅館泊ならさほど問題ないかもしれませんが、設営と撤収を伴うキャンプではその時間ロス、そして運転時間の疲労蓄積が倍加してしまいます。それを緩和するのが早朝出発、夜間帰宅です。例えば6時出発で渋滞なしなら現地8時到着、チェックイン前に5時間もの自由時間があり、観光し放題です。帰りも渋滞が緩み始める18時頃まで観光と日帰り温泉さらに夕食を悠々と済ませて現地を出ます。16時に出て渋滞2時間、帰宅20時、18時に出て渋滞なしで20時帰宅。結局同じどころかお風呂に夕食を済ませているので帰宅してあとはもう休むだけ。「できるだけ早く出て、できるだけ遅く帰る」、試してみてください。

キャンプ場に到着したら

まずは「管理棟」「センターハウス」へ行きます。たいていはそばに一時的に駐車できる場所があります。予約者の名前を告げ、顧客カードなどに記入し利用料金の支払いののち、キャンプ場利用の説明を受けます。主なポイントは ①今回利用のサイトの場所の案内②ごみの出し方(持ち帰りという場合もあり)③施設利用時間(チェックアウト時間確認・お風呂など)④消灯時間⑤その他マナー。そのあと指定されたキャンプサイトへ移動です。

まずは「ホッと一息つきましょう」

自分のキャンプサイトへ着くと気持ちの高まりもありすぐに設営をしたくなるものです。でも考えてみてください。ここへ仕事をしに来たわけではなく「のんびり」しに来たはずです。運転で道中も疲れました。チェックインの手続きで少し緊張しました。そんなときだからこそいきなり何かを始めるのではなく「ホッと一息ついたら」どうでしょうか。クルマを停めたらまずはゆっくり周りを見渡して、今日明日の自分の別荘地をじっくり眺める時間もいいものです。出来たらまだテントなどは出さずにチェアだけ出してゆっくり座り、自販機の缶コーヒーでも買って美味しい空気をたっぷり吸ってください。このスタートの時間が大切です。ここで慌ててスタートすると結局そのバタバタがチェックアウトの時間まで引きずってしまうということが多々あります。

サイトの設営

では設営開始です。何しろ「自分の城」です。となれば楽しんで家を建てようじゃありませんか。無造作に作業を開始する前に数分間イメージしてみてください。この森の背景なら正面=玄関はこっちかな?とか、明日の朝日を考えると左側にタープを配した方が日陰づくりにはいいかもしれないなどなど、ナチュラル建築デザイナーになってみましょう。家族導線、リビング導線、焚き火場所の空間確保、いろいろな要件があります。急いで設営するのも悪くはないですが、家族や仲間と相談してあーでもないこーでもないとワイワイできるクリエイティブな時間を楽しみましょう。

普段の生活より「2時間前倒し」すると便利

自然の中では、自然のタイムスケジュールを逆利用するのも一つのポイントです。つまり明るいうちに手間がかかることは済ませてしまい、そのスケジュールの恩恵をあずかるというものです。
「夕食」って字のごとく夕方の食事。つまり普段の19時以降の夕食は「夜食」なのですね。だったらアウトドアでは17時頃に食事を摂ってしまうのです。そうすればまだ明るいからランタンなどの用意をしなくてもテーブルの上は見えるし、ましてやランタンを点けていないので虫も寄り難い。食べ物に虫が飛んで来たら最悪ですから。正しい時間に夕食を摂るとその後の夜の時間をより長く楽しめます。焚き火の時間、そして満天の星を眺めて流れ星をじっくり探す。就寝も普段24時なら22時に寝てしまい、たっぷり睡眠をとって早朝5時に目覚める。まだ朝日が昇るか昇らないかの時間、鳥たちのさえずりとともに熱いコーヒーを一杯たしなむ。アウトドア最高の贅沢の一つです!
自然が気づかせてくれるナチュラルタイムテーブルこそ「非日常という名の本来の日常リセット」です。

撤収は少しだけ余裕をもって

キャンプで唯一のネガティブ要素は「撤収」です。作業の面倒さもありますし、せっかく建てた自分の家を壊すというのも忍びないものです。また意外なほど設営よりも手間がかかり撤収時間は忙しく感じるものです。基本的に撤収には設営にかかった1.5倍の時間を見込むようにしておきましょう。そして来た時と同じ、撤収したらすぐ帰るのではなくちょっとだけここでも「ホッと一息」ついてからチェックアウトしましょう。この「幕引き」の数分でも二日間ののんびり度は変わったりします。

チェックアウトは地元ガイドのチャンス

チェックアウトは簡単です。ほぼ挨拶か、もしくは事前にもらった区画サイトのカードなどを返却するだけです。このとき余裕があればオーナーさんや管理の方と気軽に話してみてください。みなさんの感想がよりよいキャンプ場を作りますし、逆にキャンプ場の他の季節の良さを教えてもらえるなど、双方にとってたいへん良い時間です。
また、チェックアウト以降の近隣の観光や温泉などのお得情報や土地の方しか知らない名物料理や評判のお店なども教えてもらうこともでき、その後の時間が有効に使えるチャンスでもあります。キャンプ場のスタッフの方は、キャンプのインストラクターでもあり、地元の観光ガイドの方でもありますから。




以下のスケジュールは、ここまでの話をもとに土日一泊の標準的なプランをイメージしています。一つの目安として参考にしてください。
※交通の渋滞事情によって大幅に所要時間が変わることがあります。またキャンプ場によってチェックイン・チェックアウト時間が異なります。

参考週末オートキャンプのタイムスケジュールイメージ

1か月前 キャンプ場選び・電話、WEBでキャンプ場予約
キャンプ前日 キャンプ道具積載 食材の買い出し
キャンプ初日 06:00 自宅出発
08:00~ 現地入りの前に軽い観光やご当地グルメなど堪能
13:00 キャンプ場チェックイン
13:30~14:30 テントサイト設営
14:30~ のんびりゆったり時間
16:00~ 夕食準備
17:00~ 明るめの時間にゆっくり夕食
19:00~ 焚き火を囲んで団らん
21:00~ 星空観賞、そして就寝準備
22:00~ 就寝
キャンプ2日目 05:00~ 早朝に起床、朝食までまったり
07:00~ 朝食
08:00~ のんびり時間またはキャンプ場でのアクテビティ
09:30~ ゆっくり撤収
11:00 キャンプ場チェックアウト
12:00~ 近隣でのアソビや日帰り温泉施設などたっぷり
20:00 帰宅

これで安心、よくあるキャンプFAQ

「電源ありサイト」と「電源なしサイト」の違いは?

通常区画サイトには電源ありと電源なしがあります。大半は電源なしです。以前は、冬場にちょっとした電気機器(電気毛布等)を使って暖まりたいということで使用されることが多かったのですが、今は何よりもスマホやモバイル電子機器やデジカメの「充電」で使われることももっぱらです。モバイルバッテリーで足りる場合はよいのですが、多少の長期宿泊で不安なら「電源あり」の方を借りるといいと思います。相場は一日当たり500円です。

テントを持っていなくてもキャンプができる?

そんな方は「コテージ」「ログキャビン」「トレーラーハウス」といわれる宿泊施設を利用してみてください。キャンプ場によってはフルセット、つまり食材以外が用意されているプランもあったりします。
また季節によってはテント泊だと寒さがつらい、そんな時にこれらの施設を使えば暖房もあって安心ですし、雨でもラクです。テントとはまた違う良さもあって気分転換にそれらの施設を使ってみるのも大いにアリです。
もう一つの選択肢は「レンタル」です。キャンプ道具の一式をキャンプ場から借りる方法です。ただこれは、これからキャンプを少しでも続けようという方にはお勧めしません。結果的に割高ですし、やはりキャンプはできるだけ自分の道具を揃えて経験値を上げた方が楽しみが増します。レンタルは何かの道具を忘れてしまったときの緊急策にはこの上なく便利です。

キャンプでの服装は?

はっきり言ってしまえば特段のアウトドアウェアが絶対に必要かというとそうでもありません。ただアウトドアウェアは自然の中での変化に素早く対応できる機能をたくさん備えています。防寒、防風や突然の雨での防水などなど。できればアウターと呼ばれるものは専門のアウトドアウェアの方が安心です。それ以外は普段着の延長でも良いのでできるだけ「重ね着=レイヤー」を上手に使って気温変化に備えてください。

キャンプ場には(ケイタイの)電波は来ているの?

結論から言えば多少の強弱はあるにせよ、今やほぼ電波が来ています。基地局が近くにない場合も、キャンプ場さんがWi-Fiを飛ばすなどの工夫をしてくれています。最近のガイドブックにはどのキャリアの電波が入るかが紹介されていたりしますので、それを参考にしてもいいですね。

キャンプ場って安全なの?

前述の通り、基本的には有人で管理され、一定の敷地が確保されていますので、全くの野原や森林よりは安全と言えると思います。しかし、実際にはテントやタープなどの薄い布一枚でしか自分たちは守られていません。つまり、自然の中で自分を守るのは自分自身の判断。自己責任の範疇は大きいと言えます。ですからキャンプ場内にいるときは絶対に「無理」をしてはいけません。例えば風雨が強くなることを察知したら即退避です。退避の場所などは管理の方にすぐ相談してください。クルマもいざという時、特に雷雨の退避場所の候補にはなりますが、山岳地の洪水などには全く無力ですから、あまり頼りすぎないように注意してください。
いずれにしても「安全の確保」はオートキャンプの絶対条件です。安全でなければレジャーではなくサバイバルになってしまいます。常に安全を意識するようにしてください。

動物に襲われたりはしないの?

キャンプ場は自然の中にありますから動物が全くいないということはありません。しかし危険な動物がいたら営業などできませんから確率は低いといえます。小動物はえさを求めて夜間などに活動することがあります。最近の大敵は早朝のカラスだったりしますので絶対に食物とゴミをどんな形でも夜間に出しっぱなしにしないようにしてください。どうしても夜の楽しい時間が過ぎると放置しがちです。ここも自己責任ですから必ず対策を施すようにしてください。

まとめ
いかがでしたか?ここではいわゆる「オートキャンプ場の実態」「オートキャンプの仕方」「キャンプ術」をまとめました。しかしそれらはどれもあくまでも「手段」です。その手段を使ってみなさんがどんな「目的」を達成させるのかが一番大事になります。「自然に触れたい」「おいしい空気に癒されたい」「家族や仲間とのコミュニケーションを深めたい」などたくさんの目的があるでしょう。そして基本はクルマの旅ですから「ドライブを楽しむ」ということを意外に忘れがち。渋滞を避けて快適な運転をするのもそのためです。キャンプ場内だけでなくクルマで移動するという楽しい時間も是非「目的」の一つに加えて下さい。
オートキャンプはキャンプ場のみにあらず。プランを考え始めた日からキャンプは始まり、楽しくドライブをして目的のキャンプ場で自然を大いに楽しみ、そして安全に帰宅してそこで本当のキャンプの終了を迎えます。
絶え間ない笑顔の連続、それがキャンプです!

著者プロフィール

sam

SAM
1963年生まれ、東京出身。 アウトドアブロガー&ライター、一般社団法人日本オートキャンプ協会公認インストラクター、光学機器メーカーマーケティングディレクター、星空準案内人(星のソムリエ)など多彩な顔を持つ。
アウトドア専門雑誌、企業広報誌、WEBマガジンなど多方面でキャンプに関する記事を執筆。ベースボールマガジン社から個性的なキャンプ場ガイドブック「ベテランキャンプブロガーSAMの お気に入りキャンプ場教えます」を刊行。
自らの数百回に及ぶキャンプ体験・キャンプ料理レシピをまとめたホームページ「Sam-Home Sam-Camp / キャンプの宝物を探そう!」はキャンパーに幅広く利用されている。 http://samcamp.net/