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Circle hの特集

2018.05.09


海から世界遺産と無人のビーチを目指すCircle hの春合宿。
夢の焚き火台を海旅で実戦投入!
~小雀陣二が20年間追い求めたこだわりの焚き火台 第4回~

海遊びと焚き火台の相性を調べる旅へ。

 東京に降り積もった季節外れの雪があっという間に溶け、TVのニュース番組が桜の開花予報を伝え始めた頃。Circle hメンバーは、いそいそと仕事を片付けて、広島に向かう飛行機の中にいました。前回、真っ白な雪の中、新潟県・燕三条市で作ってもらったオリジナルの焚き火台、「小雀号」ももちろん一緒です。  
 旅のきっかけは、小雀さんの「せっかく焚き火台をテストするなら、春の瀬戸内海でシーカヤックキャンプでもどうです?」との提案でした。聞けば、波が小さく、海流や風の影響を受けづらい瀬戸内海なら、初めてでも比較的安全にカヤックが楽しめるうえ、世界遺産の厳島神社にある大鳥居をカヤックでくぐれるらしいのです。さらに、無人のビーチに上陸して焚き火台のテストをしようとのこと。  
 カヤックで海から世界遺産にアプローチ? しかも無人のビーチ? 未知のものが三度の飯と同じくらい大好物(ご飯も捨てがたい)のメンバーが、飛びつかないはずありません。今回のCircle h春合宿は、焚き火台製品化前の最終検証も兼ねて、カヤックで広島県・宮島を目指すプランに決定です!

今日の愛車は2人乗りカヤック。初体験のメンバーは出発前からテンションMAX!

カヤックと海図を前に高まる冒険感。

 今回お世話になったのは、宮島の対岸に軒を構えるカヤックショップ「KAYAK SPACEパドルパーク」のマーシーさんこと、久保田将司さん。この地で20年以上に渡ってカヤックツアーを手がけるガイドさんです。
 「まず、潮が満ちているうちに厳島神社の鳥居を目指しましょう。今日のキャンプ予定地は島の裏側にあります。往復で10kmくらいかな」と久保田さんが、海の地図(海図)を使って説明してくれます。
 「え、10kmも漕ぐんですか…」とカヤック初体験で不安そうな藤巻さんに、「僕が後ろで漕ぐんで大丈夫ですよ」といつにも増して男前な小雀さん。そう、実は小雀さんは昔カヤックガイドをしていた時期があり、久保田さんとは当時からのカヤック仲間だそう。心強い!
 続いて、ショップで借りた防水バッグに各自荷物を入れて、カヤックにどんどん詰め込みます。カヤックって細長く見えますが、実は100ℓ以上もの荷物を積載することができるんです。つまり、オートキャンプと同様にテントも食材も焚き火台もなんでも詰め込むことができる、いわば海のクルマのようなもの。
 「よし、あれも入れよう。これも持って行こう!」  
 メンバーの期待と欲望を満載にしたカヤックを海まで運びます。お、重い…。

この水の透明度を見よ! 目指す厳島神社は向かいに見える宮島の左端あたり

いざ、瀬戸内海へパドルアウト!

 この日の天気は雲ひとつない快晴、かつ無風と絶好のカヤック日和。透明度が高く、波のない瀬戸内の海は、キラキラと光る鏡のよう。そこにスーッとカヤックで漕ぎ出していく気持ち良さは格別です!
 「やっぱり海の浮遊感って最高に気持ちいい! なんだか眠たくなっちゃうなあ…」と早速サボり始めたのは、さすが海慣れしているサーファーの片山さん。対して、「なに言っているの、あんた。早くキャンプ地に着いて焚き火台のテストするんだから!」とせっせと漕ぎ続ける廣瀬さんコンビ。  
 一方、「私、初めてなんで…」と甘え上手な藤巻さんに、「パドルはこうやって使うと、少ない力で漕げてね…」とポイントを荒稼ぎする小雀さんコンビ。カヤックって、性格が出ますね。さあ、みんな息を合わせて漕いで。漕いで。
 「ここは、観光船が通るので、こっち側を通りましょう。もうちょっと、肩の力を抜いて漕ぐと疲れませんよ」  
 気をつけるべきポイントは、ガイドの久保田さんが声をかけてくれるので安心です。  
 そうこうしているうちに、出発時には豆粒のようだった厳島神社の鳥居がぐんぐん大きくなってきました。海から世界遺産を見上げ、すっかり満足げなメンバーたち。今日の目的は製品に向けた焚き火台のテストだってこと、みんなすっかり忘れてませんか?

本日のキャンプ地&焚き火台のテストフィールドは無人のビーチです

無人のビーチでキャンプ&テストスタート。

 厳島神社をあとに、キャンプ地を目指して再びのんびりとカヤックを漕ぎ進めます。初体験のメンバーも徐々に慣れてきたようで、カヤックはスイスイと水を切って進んでいきます。  
 1時間ほど漕いで、心地よい疲れとともに本日のキャンプ地である無人のビーチに上陸。テキパキとテントの設営を済ませ、各自食器片手に今日の食卓に集まります。美味しそうな香りに誘われたのか、気づけばメンバーに紛れて鹿もたくさん集まってきました。
 「小雀さん、今日は焚き火台を使ってなにを作ってくれるのかな…」  
 小雀さんの夕飯に期待が高まります。そう。カヤックと水遊びはお腹が空くのです。

焚き火台を使った、今晩の焚き火ディナースペシャルコース

焚き火で作るスペシャルディナー!

 「今日のディナーは焚き火で作れるレシピを中心にしてみました。思った通り、この焚き火台の形状は煙突効果が生まれるので燃焼効率が素晴らしい。汁ものなどで重たい鍋を乗せた時も、分厚いステンレス製のボディは丈夫で安定感があるので、安心して料理が楽しめるのもいい。さて、今日のディナーは地元のスーパーで見つけた広島産の野菜もたくさん使ってみました。さあ、冷めないうちに食べて、食べて」  
 昼間は暖かくなってきたとはいえ、さすがにまだ春。日が沈むと気温が一気に下がり、水遊びで冷えた体に優しい味のコンソメスープが染み渡ります。超肉厚のシイタケとアスパラを使ったソテー、春らしいノカンゾウのお浸し、豆ご飯にメインのBBQドラムロールチキンと、山のようにあったご飯はあっという間にみんなの胃袋へと収まっていきます。
 「みんな、もうちょっと食べられるんじゃない? 次は、俺が得意なの作るから!」  
 小雀さんに代わり、片山さんが得意のイカ明太パスタを作り始めました。しかし、茹で上がったパスタにドバドバと大量の醤油を入れる姿に、みんなちょっと引き気味。お味はどうです、小雀さん?
 「まあ、こういう味が好きな人もいるかもね…」
 「ちょっといつもみたいな味にならなかったんですよ。本当は、もっとしょっぱいほうがうまいんで。もう一回、作りますね!」
 「……」

テストという名の贅沢な晩餐風景。運動後に外で食べる食事はやっぱり最高です

さて、肝心の焚き火台のテストを開始。燃焼効率は? 大きさは?

どうする? どうなる? オリジナル焚き火台。

 カヤックも目一杯楽しんだし、お腹も一杯。そろそろ、おやすみなさい…。とならないのが、今回の春合宿。  
 カヤック体験よりも、焚き火台『小雀号』のテストが大事なミッションなのです。
 「もうちょっと空気穴を増やしたり、大きくしてもいいのかも」
 「上の穴に灰が詰まって、火力が徐々に弱くなってくみたいだね。上下とも換気口の形状を同じ大きさにして、炭が落ちるように底上げ用の網を足してみたらどうかな?」  
 どうやら上部の空気穴が小さく、そこに灰が詰まって空気の流れが遮断されてしまっていたようです。ここは上部も下部と同様に穴のサイズを大きめに統一することに決まりました。薪の燃え具合を左右する空気の量は、上下をずらすことで調整できそうです。灰の問題は、オプションで底網を追加すれば解決です。
 「料理にはちょうど使いやすいサイズ感だよね。大きさはこれくらいが、やっぱりベストなんじゃない?」
 「10インチダッチオーブンを使って料理する時の相性も考えると、これでいいでしょう。収納時に重ねた時の収まりもいい。ステンレスダッチオーブンを使ったことで、通常のダッチオーブンや焚き火台より水濡れに強いことも海キャンプ向き。これは思わぬ副産物ですね」  
 下がり続ける気温に反して、焚き火を囲んでの商品企画会議は深夜まで熱く燃え上がりました。  
 さてさて、この合宿の成果を経て、どんな焚き火台が仕上がるのか。製品は夏前にはリリース予定です。皆さんお楽しみに。

 
■shop data

今回、お世話になったのは…

KAYAK SPACEパドルパーク
広島県廿日市市物見東1-2-9
0829-50-4340
11:00~19:00
不定休

今回、ガイドを務めてくれた久保田さんのお店。もちろん、必要な道具は全てレンタルできるので、手ぶらでカヤックが体験できます。今回のようにキャンプで1泊するコースだけでなく、ビギナーには半日で神社を往復するコースもおすすめ。最寄りのJR前空駅からは徒歩3分(広島駅から前空駅までは約35分)。電車でもアクセス楽々です。

■profile
今回の参加メンバーは…

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