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ショッピングモール

Circle hの特集

2017.03.29


偏愛のススメ 前篇
愛犬と愛車、最高の1枚のために。

銚子で、調子に乗ってみる。
犬吠埼で、犬と吠える。

ネットの海をサーフィンすること3時間。思いついたのが、そんなことだった。銚子で調子に乗り、犬吠埼で犬と吠える。わが愛するポケットビーグルの「ハナ」と、ばっちりカスタムしたSTEP WGN Modulo Xとで都会の喧噪と、先月、別れた彼女を忘れるため、そして俺なりにプレミアムなフライデーを満喫してやろうと、みっちり追求して思いついたこと。くだらない…? いや、くだらなくっちゃダメなんだ。胸にぽっかりあいた空白と、もてあました金曜の午後を埋めるには、そんなことがちょうどいい。プレミアムなんてごたいそうな名前のついた制度を作れちゃう人間は、どうせ働く側の気持ちも休みの日の気分も想像がついてないんだ。そんな奴らには、肩すかしを食わせてやればいい。それに、道の先に待っているものは、道の先に行ってみないと分からない。それがきっと、人生だ。

まっすぐな道の先に
待っていたもの。

都内からハンドルを握ること2時間と少し。潮来(いたこ)インターを降りてからは高速以上にまっすぐな国道124号が、これでもかと続く道の先に、それは待っていた。途中にはショッピングモールまで26kmを知らせる看板。道の左右には営業中のもの、閉店したもの、廃墟になったもの取り混ぜたパチンコ屋が並ぶ。家と畑とビニールハウス、元畑に設置されたとおぼしき太陽光発電パネル。長距離移動用トラック向けの駐車場を完備したコンビニがほぼ等間隔で現れる。アメリカの道など走ったこともないが、どこか渇いた、そして何かを諦めたアメリカンな気分を漂わせ、ドライバーに見知らぬ土地へ来たことを延々と訴え続けるその道の先には、荒野が待っていた。

破れたハートは、
荒野をめざす。

風光明媚の真逆に、きっと荒野がある。気分はハードボイルド。普段は「俺」なんて言わない僕ちゃんが、あえて俺で行く犬吠埼、銚子の旅。日本の道路にしてはあまりにまっすぐ開き直った国道124号の先で待っていたのは、荒野。そして崖だった。クルマを降りて唖然とする。ここは日本なのかと。旅系のテレビ番組はそこそこ見ていた俺が、お目に掛かったことのない景色。火曜サスペンスの絶壁に荒波という景色とも少し違う、荒野の先の崖。まるで恋に破れるとはこういうことだ、と言わんばかりの圧倒的な光景が俺と無口なハナに迫ってくる。天気は痛いほどの快晴。破れたハートに潮風が沁みる。

崖の上で調子に乗って、スカしてみる。遠く、少し弧を描く水平線を眺めていると、自然、遠い目になってしまう。崖の上にも、下にも、周囲には誰もいない。クルマの方からはハナの呼ぶ声。ここら一帯を管理する人には、いつ落ちてもおかしくないからあんまり端っこの方へは行かないようにと言われたことを思い出し、肝っ玉が縮みそうになるのをこらえていたら、ふと、他の男の元に去って行った彼女の声を思い出してしまった。そういえば、ハナを飼うのは彼女が決めたことだった。

偏愛のススメ
イミのないことを愛する。

世界の中心へワケの分からないことを叫ぶ。エイエイオー! エイアイオー! アジャパー! パジャマー! みじかびの すぎかきすらの はっぱふみふみ! とかね。ぜんぶ借りもの。こんなの思いつけるの天才だけだろ。意味の無いことを発明するって、奇跡のように思える瞬間がある。大抵はただのバカだなとしか思わないけれど。そしていま、俺は間違いなくただバカなことをしていると思う。自分の声で風の音も、波の音も、彼女の声もかき消そうとしているだなんて、ハタから見たら誰も分からない。そうです、ワタシがあぶないおじさんです。

銚子で、調子に乗るのは、命がけだった。

ハナを置いて、ひとり、さらに崖の高みへ。こんな道、走ったことも歩いたこともないだろうから、後で、もう少し気分がまともになったら一緒に散歩しような。それにしても、いい崖だ。ごつごつしているけど岩壁ではなく赤い土壁。風にあおられるためか、海に面した一帯には草木一本生えていない。これが海岸線いっぱいに広がっている。日本の、いや失礼、千葉の奥深さを改めて思い知った。そしてこの崖。ところどころ崩落しているのが見えるだろうか?力士が四股を踏めば、ひび割れて崩れてしまうのではないかと思えるほどモロい。

崖のヘリから水平線を見渡す。地面が岩ではなく、赤土になっていることからも、この場所のヤワさ、ヤバさが分かるだろう。なるほど、いつ崩れてもおかしくない。でも。でもですよ。そんなこと言われたら、どこまで行けるか試してみたくなるのが男の子ってもんでしょう。彼女がガマンできなかったのはこんな僕ちゃんだったのかしら?

どうも、こんにちは。ワタシが僕ちゃんです。
みなさん、お元気ですか?

荒野にはまだ
男のロマンがあるかもしれない。

視界の限り荒涼とした景色が広がっているのを見て目を輝かせる女性って、あんまり想像がつかないのだけれど、どうなんだろう?男だけのような気がするのは俺だけ? でも、たぶん男たちだけが荒野を見てムズムズするんじゃないかと思う。なぜだろう。なぜ惹かれるんだろうと考えてみると、ここがあらゆるものの始まりであり、終わりだからじゃないかという気がしてきた。荒野は男にとって「ここではないどこかへ」の「ここ」なのだろう。何もない場所、何もかもが失われた場所。男が生まれて、帰っていく場所。それが荒野なんじゃないだろうか。やばい。彼女がいなくなって、めっちゃセンチメンタルになってる、俺。

偏愛のススメ
荒野を愛せ、崖を愛せ。

荒野♥LOVEです。いま、ワタクシ。恋を失って愛するものが増えた(と無理矢理にでも思いたい)。愛車、愛犬、愛荒野。この景色、胸の奥に仕舞っておこう。ここではないどこかへ走り出したい衝動は15才の夜で終わるわけじゃない。行き先も分からぬままバイクで走り出した後、辿り着いた先に待っているべきは、荒野だ。きっと!違うかな?どうだろう?フラれた男の自信は赤土の崖の100倍はもろい。ああ、もちろん。崖、お前のことも愛してるぜ。一番は?もちろん、ハナ。お前さ。よし、気を取り直してお散歩しよう。(後編へつづく)

失恋も仕事のうち

おっと。忘れちゃいけない。大事なお仕事があった。わが社にはまだプレミアムフライデーという制度はないのです、実は。お仕事にかこつけた傷心旅行なので(社の人間にはここは見えないことになっています!)ちょっとだけお仕事します。サークルエイチで新たに発売されるわんこのためを考えた商品をご紹介。きょうもハナを乗せてきました。

① ペットシートサークル
床面にボードがあり車内空間を有効に使えます。メッシュエリアはわんこが身を乗り出していないときでも前席から様子が分かるように考えたもの。小、中型犬のお出かけにちょうどいいサイズです。わんこにも認識しやすい色ということで青と黄色を使っています。少しスポーティな感じのする青ということで貼り付けたのは、古着からはぎ取ったワッペン。こちらはサークルエイチスタッフの手によるものです。青と黄色だけだと少し寂しいかな、という方はぜひマネをしてみてください。
› ペットシートサークル ¥24,840(税込)

② ペットやすらぎマット
①で紹介したペットシートサークルの床面に敷いて使えるマットです。お昼寝してもらうのにはもちろん、わんこの可愛いあんよにもふかふかと優しい、愛のある商品。夏は熱がこもりにくく、冬は床からの冷気を緩和してくれるというメリットも。マットくらいウチにもあるよ、と言うなかれ。①のサークルにほどよいサイズのものって、なかなか売っていないのです。ぜひセットでお求めを。
› ペットやすらぎマット(ブラウン) ¥5,400(税込)

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