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Circle hの特集

2017.03.21


男の休日Vol.4
キャンパーで、食う、寝る、風呂入る。
焚き火とジビエとウィスキー

このクルマの包容力、見習っといた方がいい。

よく晴れた空の下、開放感いっぱいにジビエを楽しんだ後は、キャンパーの中へ。そこには、包み込まれるという安心感、「しっぽり」という言葉がピタリと当てはまるような空間が広がっていた。

さすがにバーとまでは呼べないが居心地はとてもいい。近すぎず遠すぎないお互いの距離感、開け放したルーフの開放感、室内にいる安心感。いろんな「感」がほどよく「しっぽり」させてくれる。やってみた人にしか分からないかもしれないけれど、このおこもり感、クセになる!!!人間で言えば、風通しの良さと視野の広さがありつつ、守るべき所はしっかりと守ってくれるという、みんなが上司に欲しがるようなお人柄といったところか。見習いたい!!

さあ、そして。ボードにのっているのはジビエに続くもうひとつの主役、シングルモルト・ウィスキーの面々である。写真左から順番にシングルモルトのロールスロイスと賞されるザ・マッカラン(12年)、ここ山梨を代表する銘酒・白州、多くの愛好家からアイラモルトの決定版と評されるラガヴーリン(16年)だ。これだけ個性の違う役者を集めれば誰だって違いの分かる大人になれるだろうという3本を用意した。さらに下戸のメガネ丸くん用には紅茶と香り付けにブランデー、レミーマルタンを用意。で、みんなが酔っ払いになる前に、この空間の秘密をもう少しご紹介させていただきたい。
まずは絶妙の安心感と開放感をもたらすポップアップルーフ。手でフックを外せばあとは油圧が勝手に持ち上げてくれる。

外から見るとこんな感じ…この間、わずか3秒。

こんなこともしたくなる。

このポップアップルーフにリアゲートテントを加えればFREED+キャンパーの完全体が出現。

1、2の3!で完成!ここまでが非常識に早い。テントを張るよりダンゼン早いのにはマイッタ。

2列目のシートを倒せばセミダブルほどのフラットなスペースに。ルーフの床(下から見れば天井)は閉じられるので、子どもたちを上に寝かせれば4人家族がゆったりと、安心して寝られる。

エンジンを切っても室内を暖めてくれるヒーターも付属。

違いの分かる大人って?

それでは、いよいよお待ちかね。ウィスキーの香りと味の飲み比べをしてみよう。少しだけ講釈を垂れると、ウィスキーのテイスティングは、専用のテイスティンググラスを使って、色→味と香り(ストレートで)→加水(ウィスキー1:水1)→味と香り、という順番で行った。意外かもしれないが、数滴でも水を加えた方がウィスキーは香りが開き、味も立つ(無粋という方もいらっしゃいますが)。アルコールの濃度が下がって舌の感度が増すから?とかなんとか。理屈はあまりよく知らないが、とにかく試してごらん。※停車中の車内で撮影しています

上の写真はラガヴーリン。液色が赤みがかっていてスモーキーさを感じさせる。あ、スモーキーというのはウィスキーの元である麦芽を乾燥させる際に使うピート(泥炭)由来の香りのこと。藁でカツオを焼くと香りが移るのに似ている。その土地によってピートの香りが違い(泥=土の質がそれぞれ違うということ)、これがシングルモルトの違いを生むひとつの大きな要因になっている。今回はこのピートの香りのファンを増やしたかったのだが…。

続いてザ・マッカラン。黄金色の液色はどこか女性的(ちなみに白州は、より透明に近い)。世界で最も知られているスコッチウィスキーであり、最も輸出されているスコッチでもあるだろう、ザ・マッカラン。「ザ」とつくだけあってウィスキー界の王道中の王道!なのだが…

うん…ウィスキーっぽい。だって

ええええええええ~~~~~~~~!!!!!!!!

白州の爽やかさも、ラガヴーリンの情熱も、飲み慣れない人の舌には、どれもこれもウィスキーっぽい…とのこと。香りも味も全然違う、そこまでは分かってもらえるんですけどね。どれが好き、という発言は一切なし(ガビ~~~ン!)。香りで支持されたのはなんと紅茶用に持ってきていたブランデー「レミーマルタン」がぶっちぎり。うん、まぁ分かるよ。でも、これはそういう勝負じゃない。

加水されたスコッチの両雄。この1杯すら飲み干されないという悲劇。モッタイナイ!ので私がひと息にやらせていただきました。

焚き火とコーヒーで夜は更けていく。

僕の大学の教授は、せめてこれくらい知っておけと授業中、ボルドーの赤白とブルゴーニュの赤白を飲み比べさせてくれた。これに習ったわけだけど、その思惑は大きく外れてしまった。あげく、これは余興にと持ってきたドリップコーヒーの方が皆さんの関心も好感度も高くなるという始末。自分で一生懸命!(これ、けっこうタイヘン!座って余裕かまして曳いてる人は相当の怪力です)豆を曳いて入れたコーヒーの方が贅沢、ということかもしれませんね。

結局のところ、自分の好きなものをみんなが好きになってくれるとは限らない、人は自分とは違うんだというあたりまえの事実を突きつけられた訳だけれども、大人はそこの違いを分かって行動しないとヤケドするよっていうことを改めて学びました。嗚呼、僕は実際に何かやらかしちまう前に、そんな違いの分かる大人になりたい。

見たくない現実に背中を向けるのも違いの分かる大人の処世術か・・・

ということで結局、ひとり、ラガヴーリンと鹿肉の炙りをいただくハメに。まぁでもこのマリアージュを独り占めっていうのは、それはそれで贅沢だったから、よしとしよう。

このあと数時間、口の中で元気に跳ね回ってくれた鹿肉の匂い。炎と煙でいぶされたこの肉と個性的なウィスキーとをぶつけてみるって、なかなかできない経験だと思ったんだけどなぁ。またやりたい、と密かに心の中で誓いつつ、そろそろいい歳だし、違いの分かる大人にもなろうねと、ラガヴーリンと語り合い、自分をいましめる夜なのでした。

(Circle h やってみ隊長 こと タカポン筆)

※飲酒運転は法律で禁止されています。本記事は、停車中の車内で撮影しており、飲酒運転を推奨するものではございません。

取材・撮影場所
山梨県・ほったらかしキャンプ場
http://hottaracamp.wixsite.com/camp/

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